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クラッカー

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先日、のし袋と筆ペンを買いに近所の文房具店に行きました。遅い仕事帰りでもほとんど開いているという、便利さに加え、年中おまけしてくれるという気前のいい店です。
お店の扉を明けると相変わらず店主さんは居ない、奥から「はいはい」と出くれるシステム。合理的。
入って直ぐのガラスケースの上にカネの洗面器があり、中にメダカの学校がありました。
相変わらず、ここだけ地球の重力が軽減されているようです。
肩の力がすぅーと抜けます。
私のこうゆう場所は他にも在って、友だちの雑貨屋さんや美術館ですね。
で、目的ののし袋ですが、店主さんは「気に入るのがあるかのー」と控えめ、
たいてい迷った事は無く、直ぐ決まります。これ!っと思うものが必ずあるからです。
100均で探す事も在りますが、どれもピンとこず妥協して買うこともあるのに。。。
この店のセンスに私は合っているらしいのです。で、次は筆ペン。
店主さんはまたも、控えめに「おじさんおすすめしていいかの?」と「描き心地のよいのはやっぱぺんてるよ」と。
何の疑いも持たずそれに決定。
すると店主さんが「こんなの使うかのー」と奥からハコを持って来ました。
「あげるから持って帰ってー」とクラッカーを出してくれました。
「おばあさんが死んだから、こうゆう子供向けのはやめよーおもんよ。」
「おじさん山を持ってて、そこに捨てにいくんだけど、いつも考えてまた持って帰ってきちゃうんよ」
とのこと、ありがたく頂いて帰りました。


毛玉ができて味の出ているおじさんのセーターのように、相変わらずのこの店にそんな変化があったなんて。。知りませんでした。
少し寂しそうなおじさんに、切なくなりました。

モノに心があり「捨てないで」って言った、メルヘンなお話もいいけど。
心ってものはやっぱり生き物にしかないと思う。
おばさんの思い出がある商品を捨てきれず、持って帰ってしまった、おじさんの気持ちに。
私の心はこの時ぎゅっと締め付けられて、その後暖かい気分になりました。
いつも、アレが欲しい、コレも欲しいと思っていますが。
結局は目に見えないもので、心を動かされて生きています。

以前、行ったときはまだ店の中に居なかったメダカは、今はおじさんの寂しさを紛らわしてくれてたのかも。
そう思うとまた少し切ない気分の帰り道になりました。
あと2週間で今年も終わりますなーー。。
クラッカーならして新しい年を迎えたいですね。

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